Last weekend in Germany?!
皆さまこんばんは。
早いもので、9か月間のドイツでの滞在も間もなく終わろうとしております。
元々は3/25(水)朝発のポーランド乗り換えの便で帰国予定でしたが、コロナウイルスの影響で便がキャンセルされてしまい、それに合わせてドイツと日本の次の上司から、「帰国日程を早めた方がいいのではないか?」と提案を受け、帰国を早めることとしました。
幸いなことに、最低限本当にこちらでやり終えなければならないことは、1週間以内に終わらせられそう。
元々の予定では、来週末も何の問題も無くドイツに居る予定でしたが、期せずして昨日今日がドイツで過ごす最後の週末となってしまいましたね。
まあ状況が状況だけに、仕方ないですね。
数日前まではこうなることも予想できてなかった訳だけど、この週末で大方の荷造りを済ませ、ようやく少し気持ちが追い付いてきました。
そういう点では、ニュースは毎日軽くはチェックしつつも、危機管理能力が十分ではなかったということになる。
反省...。
ちなみにドイツの上司からは、「本当にまずいと思った時には、帰国できなくなる前にdisappearしてくれて構わない」とも言ってもらいました。
そうならなくて済むことを切に願います。
けど、それぐらい状況が目まぐるしく変化する非常事態ということですね。
元々が「まあなんとかなるでしょ」という能天気な人間なのだけど、自分一人のことだったら最悪それでもいいかもしれないけど、その行動、判断が他の人にも影響を与える場合は、もっと慎重に考えないといけませんね...。
特に人の上に立つ人だったら、ますますですね。
何でもかんでもパニックになって大騒ぎするのではなく、起こり得る可能性、危険性を冷静に吟味、検討して、自分の今の状況と照らし合わせて、自分や自分の周囲の人たちが何をしなければならないかを適切にかつ早急に判断する。
そういう能力を身につけていかないといけないですね。
それにしても、改めて今回は「非常事態」なのでしょう。
数カ月前には、このような事態は全く想定できませんでしたからね。
幸か不幸か、自分はこのような状況を海外に居ながら経験している訳で、まさに二度とできない(できればしたくもない)経験だと思います。
もちろんこのような事態は起こらないに越したことは無いし、少しでも早く治まってくれた方がいいに決まっているのだけど、この中で自分が何を感じ、何を学び、そして何を行動するかはとても大事なのでしょう。
何よりもまずは無事に日本に帰国できたらいいなと思います。
Last 3 weeks + α
皆さまこんばんは。
3月になりました。
私に残されたドイツでの時間も、遂にあと3週間+αとなりました。
先週の宣言通り、私は現在もドイツに居りまして、一時帰国の予定は見事に取り止めになりました。
恩師の退官記念行事が中止になったから、そもそも一時帰国する理由が無くなってしまったのだけど、それ以上にコロナウイルスの影響がドイツにまで広まりつつあり、私の職場では「日本(及び他の感染者の多い国)から来た人は、少なくとも2週間は職場に来られず、自宅待機」との指令が出されていました。
しかもその指令が出たのが、私が帰国予定だった当日のお昼。
帰国自体はその数日前に取り止めていたけど、もし色々なことが数日でもずれていたら、大惨事でしたねえ。(少なくとも私の3月は、自宅待機で終わってしまうところでした。)
間一髪。
という訳で、休暇取得予定だった土日含め10日間がすっぽり空いてしまいました。
と言っても、ヨーロッパにもコロナの影響が確実に広まってきているので、本帰国までは基本的に家と職場を往復する日々を送ることになりそうです。
論文を読んで、そして論文を書く!
ついに本帰国の日が現実的に見えてきて、荷物の郵送手続きやらなんやらも、準備を始めました。
実質的に準備ができるのは週末だけなので、あと3回、本当に数えるほどですね。
手続きも、大方できているつもりだけど、直前になってやっぱり慌てるというのが世の常ですので、抜かりなく準備を進めていきたい。
服などの物を整理したら、部屋が少しだけどすっきりした気がします。
おそらくだけど、必要な荷物は全て日本に持ち帰ることができるでしょう(笑)
あんまり遠出はできないけど、残り3週間+αを悔いなく楽しく過ごしたいと思います。
Relaxed Sunday
こんにちは。
2020年初の更新だったりします。
今日は久しぶりに大きな予定の無い日曜日で、のんびり過ごしています。
昼から同じ町の日本人ご夫婦が、僕の就職をお祝いしてくださるとのこと。
有難いことです。
偶然にも、日本と同じく私の住む州もカーニバルのため明日はお休みとのことで、仕事をしつつのんびり過ごしたいと思います。
年が明けてからこの二か月弱で、色々なところに行ってきました。
アムステルダム旅行に始まって、そのままフランスオルレアン出張。
翌週に自分の職場でプレゼンをして、その後アメリカ出張からのそのままギリシャのクレタ島出張。
これ全てが実質一か月以内の期間に収まってるのが、今考えるとなかなか恐ろしい。
いずれの旅も(公私含め)、行って良かったと今となっては思います。
最後ギリシャから帰ってくる頃には、へろへろになってましたけど(笑)
ここまで詰め込んだのも明確な理由があって、(以前に述べたかどうか覚えてないけど、)3月末で帰国して4月から日本で正式に働くことが決まったからです。
帰国まで本当にあと一か月となりました。
実は来週恩師の退官記念のために10日ほどの一時帰国予定だったのだけど、今日本中(世界中?)を騒がせているコロナウイルスの影響で、帰国が実現できるか(そもそも記念行事が実現できるか)分からなくなってきました。
いずれにせよ、ドイツで私に残された期間は、どう足掻いてもあと一か月です。
帰国準備に追われてばたばたになることは目に見えていますが、その中でも常に新たな何かしらのゲインを求めて、行動していきたいと思います。
上司から、「僕が居なくなっても困らないように、この先1年分の試料を全て作っていくんや!」という無茶ぶりにも、先週の時点で大方応え終わりました。
「もし一時帰国が無くなったら、ぽっかり10日間が空いてしまうなあ」なんて昨日ふと考えてましたが、まあ光陰矢の如しで、一時帰国してもしなくても、時はあっという間に過ぎて行くのでしょう。
残り少ない一日一日を大切にしたい。
さて4月からは、改めて正規の大学教員として働き始める訳です。
改めて、身が引き締まる思いであります。
今年一年は、とにかく色々な新しいことに挑戦していきたい。
極端なことを言えば、取り組んだことすべて失敗してもいいから、自分の中での新たな一面を切り出したい、と思っています。
おそらく多くの学生の面倒を見ることになって、今までとは違った困難に直面することもあるかと思います。
(今まで4年間は、ひたすらそれを避けてきた訳でもありますから...。)
弱音を吐くことはあっても、それでも現実から逃げない。
どんな困難にも、立ち向かっていけたらいいなと思っております。
最後にプライベートなことですが、先週に3か月半ほどお付き合いした彼女様にお別れを告げてきました。
私が帰国し日本で働き始めることが一番の要因ですかね。
(少なくともこれ以上は、今ここに書くことはできない。)
短い期間だったけど、とっても楽しかったし、いっぱいお世話になったし、感謝の気持ちは言葉では伝えきれないくらいいっぱいです。
そもそもここに書くべきことなのかも分からないが、これからもう少し時間をかけて、気持ちを整理していくつもり。
「春は別れと出会いの季節」ということだと、個人的には思っています。
日中の時間も長くなってきたし、春はもうすぐそこなのかな。
Review of 2019
皆さまこんばんは。
こちらドイツは、後6時間弱で新年を迎えます。
日本では二時間ほど前に、すでに2020年を迎えたのですね。
新年を迎える前に、色々なことがあった2019年を振り返りたいと思います。
1月:新年早々、国際学会の運営&発表で存在感を示した。
2月:学生たちの修論、卒論発表に尽くした。(修論後、風邪で倒れる。)
突如思い立って、出雲大社に行ったりもした。
3月:記憶が薄い。強いて言えば、同窓会の幹事をやった。
4月:フランス人教授のお世話をした。
実験と会議で、2日間で名古屋と兵庫を2往復したりもした。
5月:久しぶりに2つの学会に参加した。
勢いで、一人で有馬温泉に行ったりもした(笑)
6月:出国の準備をした。
この時期ほとんど実験はしなかった。
7月:ドイツに来た。出勤初日の7月1日から実験をした。
8月:休みなく働いた。来たる9月末の実験出張に向けて、ひたすら働いた。
最後の週末を使ってスイスに行った。
9月:フランスに行った。極度のストレスを感じながら実験した。
10月:先月の出張で燃え尽きて、なかなかやる気が出なかった。
月末に風邪を引いたりもした。
11月:ようやくやる気が回復した。
日本からお電話をいただき、悩みぬいた末、来年からの進路が決まった。
彼女ができた。
弾丸ツアーでベルギーに行ったりもした。
12月:アメリカに行った。9月よりも余裕を持って実験を行った。
楽しいクリスマス休暇を過ごした。
イタリアに行って、残り数か月分の日光を浴びだめした(笑)
総じて、とっても充実した1年間でありました。
年齢を重ねるにつれて、「新しいことに挑戦する」ということが難しくなってくることは切に感じております。
それでも今年ドイツで働くという数年越しの夢を実現できたこと、そしてそこで現地の人たちの信頼を勝ち得て、結果を残すという点で、未だ論文執筆・投稿には至っていないけど、その道筋が見えたということは何にも替え難いことです。
残り数カ月の限られたドイツでの滞在を、最大限有効に過ごして行きたいと思います。
さて、来年2020年です。
この歳になってようやく、というのがお恥ずかしい話ですが、仕事、家庭、お金の3つのことを関連付けて、ようやく自分のこととして考えられるようになってきました。
来年はこの3つのことに関して、自分なりにどのようなアプローチができるのか、そして将来に渡ってどのようにして行きたいのかを、じっくり考えていきたいと思います。
学生時代の「死ぬ気で働く」スタンスとはまた違った、人としての成長と幸せを目指した上での、長期的な展望を持って、過ごしていきたいと思います。
特に4月からは、俗にいう定職、正社員として働く予定であります。
今まで四年間は、ある意味で責任感の無い立場を謳歌してきた訳でありますが、4月からは自ずと責任を問われる機会も増えていくことと思います。
その責任に押しつぶされないよう、そして周囲の期待を良い意味で超えて行けるよう、日々精進したいと思います。
研究面でも、数年ぶりに日本の「現場」で勝負をすることになります。
勇気のいることではあるけど、「自分にしかできないことはなにか?」を常々模索しながら、成長していきたいと思います。
もちろん、成果にもより一層、こだわっていきたいと思います。
そんなこんなの2019年の総括と、2020年の抱負でした。
皆さま、良いお年を。
Ciao!!
The end of the year: Toshinose
2019年もあと2日ほどで終わろうとしております。
皆様こんばんは。
私は今月12月は、ほとんど我が家で過ごしておりませんでして、今日が今月に我が家で過ごす3日目だったりします。
12/3~19までの2週間+αをアメリカで過ごし、1日だけこちらの職場に行って仕事納めをし、12/21~25までを片道3時間の彼女様のお家で過ごし、12/26~29までをイタリアのナポリでお一人様旅行をして過ごすという。
つい先ほど帰ってきました。
ひとまずアメリカ出張は、大変実りのあるものでした。
正直、考えられる中でほぼベストな結果が得られたと思うのですが、それはやはり、
1.事前の計画ならびに試料準備
2.実験施設、装置のクオリティ
3.実際の実験中の我々の行動ならびに現地スタッフの方々の懇切丁寧な対応
の3つの要素が全て上手くいったからと考えております。
本音を言うと、1の時点、つまり私がアメリカに出発する前の先月の時点で、実験成功の可否はある程度見えていた訳ですが、それでもアメリカ滞在中に我々がベストを尽くしたこと、そしてスタッフの方々もそれを全力でサポートしてくださったことは決して無駄では無かったように思います。
実験をサポートしてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。
(そしてどうやら近いうちに再度お世話になりそうですが、何卒よろしくお願いします。)
今年9月のフランスでの実験に続き、この種の実験は私自身は2度目の経験でした。
1度目の時は、本当の意味で「自分の研究」で、もちろん失敗が許されない中で、右も左もわからないような状況で、どうすれば上手くいくのかを悩んで、測定中もただただストレスを強烈に感じて、なんとか測定だけはやり切ったものの、フランスから帰ってくる頃にはほとんど燃え尽きてました(笑)
その後10月の丸一か月、やる気のエンジンが掛からなかったけど、それぐらい強烈な体験でした。
ただ、これは学生時代の恩師から(ちょうどメールのやり取りをしていて)言われたことだけど、この経験自体が何にも代え難い貴重な経験と思います。
それと比べたら今月のアメリカ出張は、2回目だからある程度勝手が分かっている(もちろん完璧ではないけど)、言うたら自分の本テーマではない(私の認識では、上司のテーマ。上司に言わせたら「our topic」らしいけど...。)、サポートしてくださる現地スタッフの1人が日本人の知り合いの方(何なら今回の実験施設も以前に一度来たことがある)、とまあ、フランス出張の時に比べたらかなり精神的に余裕があるのが一目瞭然!
その中でも、日本人スタッフの方が(ほぼ)全ての実験を終えた後に、自宅に招いて晩御飯に焼き肉とお酒をご馳走してくださったことと、その方から私に「今回の実験に付いて来てくれて助かった」と言ってくださったことは、大変有難かった。
個人的なことだけど、どうやら私は今まで3回しかアメリカに行ったことがないらしい。もっと何度か行っているものと思っていたけど。
2013年10月~2014年1月のD1時代の研究留学、2017年1月の京都時代の測定出張(今回と同じ実験施設で、前所属の名古屋の研究をしに。)、そして今回2019年12月。
なんだか大体3年スパンで来ているのはなんなんだろう。
次は何年後に来れるのかなー、なんて呑気なことを考えていたのだが、もしかしたら私の想像をはるかに超えて、早いうちに再度アメリカに来れるかもしれるとか。
いずれにしても、大変有難いことでございます。
冒頭が長すぎたので、以下は簡略に。
ドイツのクリスマスを過ごしました。
休みが長い!
イタリアへ行ってきました。
青い空と碧い海、そして連日最高気温が10度を超える快晴。(2日目は16度ありました!)
最高なんですけど!という思いの傍ら、しかしここには住めそうにないな、とも思ったり。
違う国、違う場所に行くと、どうも自分が住めるかどうかの観点で物事を考えてしまうらしい。
2年前のギリシャのクレタ島と似た文化圏だと思うけど、両者の違いはなんだろう。
いずれにしても、こちらも自分の目で見て肌で感じるという、貴重な経験をすることができました。
数日ぶりに帰ってきたドイツ(自分の街で言えばほぼ10日ぶり)が、なんて静かできれいなところなんだろう!と感じました。
さて、長ーいと思っていたクリスマス&年末休暇も既に半分を終えました。
そのように休みの日々が早く過ぎ去るように感じられることは想定内なのですが、
やらねばと決めていた書きかけ論文原稿2報が未だどちらも仕上がっていない。(うち一報は未だ手付かず!)
これ自体も想定の範囲内ではあるのですが、さすがにこのまま休みを終えてしまうのはまずい、と昨日あたりから猛烈に悩みだしたのであります。
これはまさに長期休暇中の中学生、高校生と全く変わらないレベルの計画性の無さである。
さてどうするかというと...今からやる、が正解ですかね。
恩師からは、「クリスマス休暇と言っても、大してやることはないでしょうから」との有難いお言葉をいただきましたので、それを良い意味で裏切られるよう(つまり「やるべきことは山ほどあったけど、それでも論文原稿は書き上げました!」と言えるよう)、せかせかと働きたいと思います。
たまたま先ほどTwitterで見かけた、「世の中がどんどん"働かない"方向に進んでるからこそ"働く"やつが勝つ。」という言葉が、なかなか的確なように感じたので、今はその言葉が私の支えです。
(こんなに長々ブログを書いてないで、さっさと論文を書け!という的確過ぎるご指摘は、どうかご遠慮ください。)
2019年の振り返りはまた今度。
皆さま良い年末をお過ごしください!
December: Shiwasu in traditional japanese
こんばんは。
早いもので、すでに年末、今日から12月でございます。
ドイツに来て丸5カ月が経過しました。
7月8月と、日本流の働き方で、がつがつ仕事をしていた自分は結構昔の話で、今は「本当に今しかできないことは何か」を考えた結果、多くの「経験」を積むことに重きをおくことにした訳であります。
その理由の一つに、ドイツでの生活に終わりが見えてきたから、というのもあります。
えーまあ総じて、日本で働いている皆様よりも、「リアル・働き方改革」を実践しているように思います。
11月末時点で、すでに3度のクリスマスマーケットに行くことになるとは(笑)
私自身既に三十路を過ぎてしまった訳でありますが、(一応ようやく人並みに)将来のことを考えられるようになってきたかと思います。
というか今まさに、人生の大きな岐路に立っているように思います。
あと二カ月で、しっかり自分の中での決意を固めよう。
ちなみに今週末で一番印象を受けたのは、田畑信太郎氏の「30歳を過ぎて仕事だけするのは現実逃避だ」という言葉。
肝に銘じます。
明後日から、二週間のアメリカ出張です。
長い!の一言でありますが、貴重な機会なので、多くのことを学んできます。
この経験が自分の将来に生きますように。
A turbulent week
激動の1週間、と言っても良いほど、なんだか色々なことがあった1週間でした。
長かった。
緊張したし、その後すごくホッとしたし、そのあと数日ふわふわしてたけど、そしたら別件で日本から電話をもらっていっぱい悩んで、大方返事を決めて土日を過ごして、今ここです。
わかる人にはわかるけど、わからない人には全く意味が分からない文章(笑)
まあ明日朝、メールからの電話をして、正式なお返事を伝えるまで、本当の意味では気持ちが落ち着かない。
なんだか今まで研究漬けで、暇なときは基本お一人様だった自分には、今のような生活に正直違和感しかないのだけど、まあ色々と失われたものを取り戻す意味も込めて、目の前のことにのめり込んでみたい。
その分平日は今までよりもいっぱい働こう。
まずは明日の朝早起き!