Doism

Everything happens for a reason.

Winter comes

皆さん、こんにちは。

約2カ月に渡って更新を怠っておりましたが、まもなく10月も終わりを迎え、私もドイツで丸4カ月を過ごしたことになります。

週にして17週間。

まあ週換算する必要は、必ずしも無いのですが(笑)

今まで海外に連続して暮らしたのは、学生時代のアメリカと学生修了後のギリシャでのそれぞれ3カ月でしたので、今回が自己最長と言えます。

まあこれは1年間の契約を言い渡された時点で自明だった訳ですが。

改めて、海外でちゃんと仕事と生活をしています!(←この程度で意識低い?!)

 

さてこの二か月。

一番のハイライトは9月末にフランスに行って、約10日間にわたる中性子散乱実験を行ってきたことに尽きると思います。

実験自体は、想定できる範囲内で、ほぼベストに近い結果だったのではないでしょうか。

まだ解析を終えていないから、何とも言えないけど。

一緒に行った上司と帰りについでにスイスで会議に出て、約2週間にわたる長期出張を終えて帰ってきたのが10月初旬でした。

それから何となく抜け殻になりながら過ごしていたら、もう10月が終わろうとしている!!

光陰矢の如しとは、まさにこのことで...。

10月の最後には、しっかり風邪を引いて、十分すぎるダメ押しをしたところで、まもなく11月、という現状でございます。

(お蔭様で平日1日半+土日休みを使って、風邪はほぼ完治しました。)

 

それにしても、振り返ると、9月末の出張実験に相当神経を尖らせていたということになりますね。

もちろん失敗が許されないことは自明なのですが、決まった期間までに準備を整え、そして決まった測定期間内に一定の成果を出す。

なんてプレッシャーのかかる仕事なんでしょう(笑)

これを数カ月に1度のペースでこなしていくのは、なかなか容易ではないですね(笑)

 

さて、9月末の出張の話だけでも、延々と語れてしまうほど、内容盛り沢山だった訳ですが、いつまでも過去に縋っている訳にもいきません。

なにせ12月初旬から、今度はアメリカに行って中性子散乱実験が控えてますからね!!

このペースで実験をしていたら、メンタルが最強になってしまいそうです(笑)

今度は上司と別々に現地入りして、試料の持参は基本的に全て私の責任。

ついでに言うと試料の準備も、基本的には全て私の責任なのですが、なぜでしょうか、前回よりも心なしか気持ちが軽い。

二度目という安心感なのか、実験内容自体が私ではなく上司のものだからなのか(準備の大部分は私が主体的に行う訳ですが...)。

まあ何にしても、いつまでも気を抜いていてはいけないということですね。

 

来週末には11月になってしまいますし、そろそろやる気出しますか(笑)

日本での仕事も溜まりに溜まってるし、うだうだ言わずに手と頭を動かすのが最優先。

この11、12月には、しっかりと目に見える形で成果をまとめていきたい。

2019年度の年収めをしたいと思います。

さらには、ドイツでの生活の先に何を見据えるのか、そして将来自分がどうなって行きたいのか。

それらをよく考えて、そして実際に実行に移すための2カ月間としたいと思います。

今年も残りあとひと踏ん張り。

ひとまずこうやってブログを書けたことだけでも、今日は合格点としましょう。

さあ明日から、活動再開!

Nine weeks past

ドイツに来て、丸2か月が経過しました。

もう9月です!

 

この週末は、こちらに来て初めての国外への遠出をして、スイスに行ってきました。

飛行機で片道1時間、往復たった100ユーロ程で行けるのだから、便利なものです!

2日間かまってくれた後輩ちゃん、ありがとう。

面白いもので、学部時代の部活が一緒で、違う学部ながら同じく化学系で博士課程に進み、そして今ともに海外でポスドクをしているという。

スイスの色々なところを見れた以上に、色々な話ができたことが面白かった。

今度ドイツに来てもらった時は、しっかりもてなしてあげよう。

久しぶりに仕事のことを忘れて楽しんで、良いリフレッシュになった。

 

8月が終わりました。

こちらでの研究面では、9月の測定出張のための最低限の準備(試料合成)ができました。

今月はひたすら実験三昧の日々を送ることになりそうです(先月も先々月も??)。

ああ充実。

日本での仕事が溜まりがちだけど、本業はこちらでの仕事ですので、まあ仕方ない。

今月は新しく出会えた人々もいるし、少しはつながりも広げることができたかな。

総じて及第点で、納得のいく8月でした。

 

今月9月は何事も着実に慎重に。

この2か月が結構勢いで乗り切ってきたところもあるけど、今月末まで失敗が許されない状況は続きます。

油断大敵。

なんか9月が終わったら燃え尽きそうな気が(笑)

頑張って耐えよう。

Six weeks past

毎度味気の無いタイトルで、申し訳ないですね。

ただ、自分の中ではこのタイトルが一番時間の流れを実感できるんです。

早いもので早6週間が経過したようです。

これがもし3か月間の留学だったら、「やばいもう半分が過ぎようとしている!!」とか言って、パニックになっていたかもしれません。笑

実際のところ、9月末にフランスでの測定出張が先に決まってて、1つ目のプロジェクトは必ずそれまでに仕上げなければならないという点では、実質3か月スパンの研究をしている訳ですが。

決して楽観視してる訳でもないし、舐めてる訳でもないですが、一応このまま順調にいけば何とかなるだろうという感覚があります。(決してフラグではない。)

どうも私には夏休み的なものが無さそう(日本人的に察するに)ですので、お盆だろうがバカンスシーズンだろうがなんだろうが、とりあえず働くということです。笑

妙に落ち着いていることの理由は、ドイツが居心地が良いというか、一応米国とギリシャにもちょっとだけ住んだことがあって、それらの国と比べてドイツが日本と似ているからなのかなと思ったり。

 

一応今週末からはただ外出、観光するだけでは無く、人とも関わるようにしてます。

早速ケルンでビール飲み比べツアーに参加してきました。笑

日本人の知り合いができるとは思ってもいませんでした。笑

ちょっと異常な勢いで、8月末まで毎週何かしらの交流行事に参加することになってます。

暦の上では季節の変わり目の無事過ぎた訳だし、勝負の8月スタートです!

せっかくドイツにいる訳だし、他の国々にもぜひ足を伸ばしてみようとも思ったり。

8月末にはスイス行きます!

 

それにしても、なんなんだろうこのなんとも言葉で説明できない、「ゆとり」みたいなものは。

日本にいた時とは、本質的な意味で何が違うんだろう?

前にも書いた気がするけど、「強制的に働かない」ことの重要性というか、何ならそもそも体調自体が日本にいた時よりもいい気がするのはなんでだろう。

これが単純な海外の環境という新鮮さから来るものなのか、もっと根本的なものなのか。

これこそが、今日本を騒がせている(今はそんなに騒がせてない?)「働き方改革」というやつなのか。

まさかそれを誰よりも身をもって体験することになるとは。笑

もうしばらく長期のスパンで、自分のことを見てみたいと思います。

何にしても、オンとオフの切り替えが自分はあんまり得意じゃないんだなということは感じる。

「働く環境」にいないと働かず、とことんだらけてしまうくせに、一方で「働く環境」にいるとひたすら働いてしまう(一応、それなりに楽しくやる)。

これは一般に言う「意思が弱い」というやつなんだろうか?

やっぱり自分のことが一番よくわからないね。

とりあえず、充実した8月を送りたいと思います。

Four weeks past

あれよあれよと、気が付いたら4週間も経過していました。

時間が経つの、早くない??とういう感覚ですが、これが現実。

一応研究の方は平日毎日何かしら実験して、少しずつ前に進んでいると思うし、週末は日本での仕事の片づけの合間を縫って観光にも行ったりしてるし、ぼちぼちなのではないでしょうか。

一番の収穫は、なんだかんだ必要な試料が1つできたこと。

もちろんこれがゴールでは全くないんだけど、ファーストステップクリアと言うことで。

日本での片付け論文第一弾は、大方は書き上げたけど、証拠不十分で投稿保留になってしまいました。

まあ今は寝かせておいて、しっかり根拠ができてきたら、起こしてあげましょう。

という訳で今日からは2報目の準備。

 

こちらに来て思うことは、(こちらに来た日本人誰もが言うことかもしれないけど、)ライフとワークのバランスがしっかりしているということ。

言い方を変えると、夕方には(半強制的に)帰らされ、また土日にはラボに行ってもそもそも実験できない(実験室の鍵がない!?)という強制力。

その辺は、(実験内容の違いもあるけど、)2年前にギリシャにいた時とも違うなーと実感。

逆に改めて、実験っていうのは、やろうと思えばどこまでもやれてしまって、とことん突き詰めることもできる一方で、終わりが見えなくなることもある、という当たり前の事実にも気づかされることに。

この辺りのことは、日本に帰ることがあった時にも、生かしていった方がいいことなのかも、なんて思ったり。

日本での働き方も嫌いじゃないし、そういう経験があっても悪くは無いと思うし、そもそも何かに限界を決めつけてしまうこと自体好きじゃないけど、やっぱりどこかに無理があったのかなあ、なんて思ったり。

決して手を抜いて楽をしたい訳じゃないんだけど、無理することとは違うのかなと思う今日この頃です。

 

なんかこの1か月は、比較的インドアでしたけど、来月はもう少しオープン&アクティブに活動しようかな、なんて考えています。

もう少し人と関わるところに自発的に行くようにしよう。笑

まあ総じてこの一か月は悪くなかった、ということです。

勝負は来月です!笑

 

ちなみにこの一か月間は、日本のニュースも時々見たりしたけど、謝罪会見があったり選挙があったり、だったみたいですね。

なんか日本という国のよろしくない部分が、結構表に出てしまっていたように感じるのは気のせいでしょうか。

日本にいてもそのことに自分が直接実害などを受ける訳でもないし、まして今の自分は海外にいる訳で。

考えても仕方のないことだけど、色々と考えさせられることの多かった一か月でした。

First week

ドイツに来て、1週間が経ちました。

まあまあな立ち上がり、と言ってもいいのかな。

やはり自分の英語力はまだまだだし、ドイツ語に至っては全くだし、研究も新しいことばかりでなかなか思い通りにはいかないし。

それでも想定の範囲内というか、上記のことが今できてないからこそ、ここに来た意味があるということで。

 

それにしても、銀行口座の開通のためのインタビューには手こずった...。

(無事に開通して、昨日カードが届きました!やったあ。)

金曜日には、仕事帰りにバスに乗り間違えて、隣町まで1時間も掛けて行ってしまった...。

最初の1週間でこの様子だと、この先一体どれだけ体を張っていくつもりなんだろう...笑

けれども改めて、こういう経験って、住み慣れてしまった日本だと、やりたくてもできないことでもあるし、それこそ人生この先で、どれだけできるかもわからない。

ちょっとぐらい苦い経験でも、怯まずに味わっていきたい。

 

英語に関して言うと、やっぱりまだまだであることに変わりはないんだけど、それでもやっぱりギリシャに行ってすぐの時(ちょうど二年前)と比べると、やっぱりそれなりには使えるようになっているのかな。

木曜日に学生たちにディナーに連れて行ってもらって、片道1時間の車道だった訳だけれども、まあそれなりには会話できてたし。

こればかりは、日々鍛錬を積むしかないですね。

国際的に活躍できる人間になるのは、そう簡単ではなさそうです。

 

最後に、研究者っていうのは世界中に(日本中にも)星の数ほどいて、また海外で生活している日本人っていうのも星の数ほどいて(ドイツにも約4万人ほどいるそうです!日本人総人口1億2千分の4万で、0.33%ぐらいか?)、

なんというか自分っていうのはその中の一人に過ぎないというか、ちっぽけな存在なんだなあ、なんてことを感じていました。

その中で、「自分が何者であるか」は、たとえ自分が日本にいても海外にいても、ずっと考え続けていかないといけないなと、強く感じた。

金曜日に意図せずしてlong trip(wrong trip?)をした際にネットで見つけた、「1000人に1人の事を成したかったら、まず10人に1人の事を」って言葉が、結構印象的でした。

結局そういうことですよね、積み重ねます。

 

最後に、とっても幸いなことに、自分の職場やアパートの人たちは、みんなとっても親切です。

何をやるにも、まずは人として、ですよね。

自分にもよく言い聞かせておかないと。

これから研究所の一般向けのオープンキャンパス的なものに行ってきます!

New life in Germany

昨日、新しい職場であるドイツに到着しました。

北京で乗り継ぎのために十数時間を潰すというのは、なかなか堪えました。

デュッセルドルフからデカいキャリーケース2つを引いて、電車で移動するというのもなかなか。

けど大きなトラブルも無く、住み家(シェアハウス)にも無事に着いて、新しい生活を始められそうで何よりです。

数年越しの願いが1つ叶いました。

 

ただ、大事なことはここで生活を始めることではありません。

しっかりと住み着く、というかここでしっかりと必要とされる人材となって、活躍することが一番のゴールです。

ひとまず今回の契約は1年と言われていて、その先どうなるかは正直わかりません。

契約を延長するのも1つ、日本に帰るのも1つ(ただし現在その当てはありません)、あるいは全く別のところで再び新しい生活を始めるのも1つ、かと思います。

要するにどうなるかは全然わからない、ということなのですが...。

ただまあいずれにしても、まずはこの1年という期間をしっかりと生き抜いて、日本では経験できない貴重な時間にしたいと思います。

だからこそ、1日1日を大切にして生きないと。

 

改めて、今回海外でポスドクをする、という挑戦をできたことを、大変有難く思っています。

今年の1月に30歳になって、いつまでも「若い」とも言っていられない年齢に差し掛かってきて、もしかしたらこんなチャレンジができるのも最後かもしれないと思うと、上記の想いも一層です。

もしかしたら日本で安定した職について、コンスタントに色々な成果を出していく方が、私みたいにいつまでもふらふらしているよりもよっぽど効率はいいのかもしれないけど、

それでも効率を度外視してでも何か得られるものがあるのではないかと信じています。

今回の滞在を通じて、実現したいこと一覧をまとめて、締めとしたいと思います。

 

・新しい職場での良好な人間関係の構築

・新しい研究技術、知識の習得

・新しい文化的価値観の習得

・英語力の向上、ドイツ語の習得

 

色々書きましたが、何より人として信用してもらうこと、そしていち研究者として必要としてもらうこと、そしてそれが自分の将来にもつながること、が大事かと思います。

あと、決して遊んでる訳ではないので、きっちりと結果にはこだわっていきたいです。

さあ明日は初出勤、新しい生活の始まりです。

GWと改元

長かった10日間の連休も終わりを迎えました。

G(頑張らない)W(ウィーク)ということで、かなりのんびり過ごすことができました。

10日間のうち、割としっかりと働いたのは初日と最終日の2日間だけだし。

もちろん10日間のうち、もう何日か(あるいは全日)働いていれば、もう少し成果は出ていたのかもしれませんが、ワークライフバランスということで。

特にどこかに遊びに行ったりした訳ではないけど、良い休暇になりました。

結局一番大切なのは、10日間どんな過ごし方をしようと、その過ごし方を自分自身がどのように捉えられるか、ではないかなと思ったり。

さあ明日から公式に仕事再開!

改元の話はまた今度にでも。

 

遊八問