Doism

Everything happens for a reason.

The end of the year: Toshinose

2019年もあと2日ほどで終わろうとしております。

皆様こんばんは。

私は今月12月は、ほとんど我が家で過ごしておりませんでして、今日が今月に我が家で過ごす3日目だったりします。

12/3~19までの2週間+αをアメリカで過ごし、1日だけこちらの職場に行って仕事納めをし、12/21~25までを片道3時間の彼女様のお家で過ごし、12/26~29までをイタリアのナポリでお一人様旅行をして過ごすという。

つい先ほど帰ってきました。

 

ひとまずアメリカ出張は、大変実りのあるものでした。

正直、考えられる中でほぼベストな結果が得られたと思うのですが、それはやはり、

1.事前の計画ならびに試料準備

2.実験施設、装置のクオリティ

3.実際の実験中の我々の行動ならびに現地スタッフの方々の懇切丁寧な対応

の3つの要素が全て上手くいったからと考えております。

本音を言うと、1の時点、つまり私がアメリカに出発する前の先月の時点で、実験成功の可否はある程度見えていた訳ですが、それでもアメリカ滞在中に我々がベストを尽くしたこと、そしてスタッフの方々もそれを全力でサポートしてくださったことは決して無駄では無かったように思います。

実験をサポートしてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

(そしてどうやら近いうちに再度お世話になりそうですが、何卒よろしくお願いします。)

 

今年9月のフランスでの実験に続き、この種の実験は私自身は2度目の経験でした。

1度目の時は、本当の意味で「自分の研究」で、もちろん失敗が許されない中で、右も左もわからないような状況で、どうすれば上手くいくのかを悩んで、測定中もただただストレスを強烈に感じて、なんとか測定だけはやり切ったものの、フランスから帰ってくる頃にはほとんど燃え尽きてました(笑)

その後10月の丸一か月、やる気のエンジンが掛からなかったけど、それぐらい強烈な体験でした。

ただ、これは学生時代の恩師から(ちょうどメールのやり取りをしていて)言われたことだけど、この経験自体が何にも代え難い貴重な経験と思います。

 

それと比べたら今月のアメリカ出張は、2回目だからある程度勝手が分かっている(もちろん完璧ではないけど)、言うたら自分の本テーマではない(私の認識では、上司のテーマ。上司に言わせたら「our topic」らしいけど...。)、サポートしてくださる現地スタッフの1人が日本人の知り合いの方(何なら今回の実験施設も以前に一度来たことがある)、とまあ、フランス出張の時に比べたらかなり精神的に余裕があるのが一目瞭然!

その中でも、日本人スタッフの方が(ほぼ)全ての実験を終えた後に、自宅に招いて晩御飯に焼き肉とお酒をご馳走してくださったことと、その方から私に「今回の実験に付いて来てくれて助かった」と言ってくださったことは、大変有難かった。

 

個人的なことだけど、どうやら私は今まで3回しかアメリカに行ったことがないらしい。もっと何度か行っているものと思っていたけど。

2013年10月~2014年1月のD1時代の研究留学、2017年1月の京都時代の測定出張(今回と同じ実験施設で、前所属の名古屋の研究をしに。)、そして今回2019年12月。

なんだか大体3年スパンで来ているのはなんなんだろう。

次は何年後に来れるのかなー、なんて呑気なことを考えていたのだが、もしかしたら私の想像をはるかに超えて、早いうちに再度アメリカに来れるかもしれるとか。

いずれにしても、大変有難いことでございます。

 

冒頭が長すぎたので、以下は簡略に。

ドイツのクリスマスを過ごしました。

休みが長い!

 

イタリアへ行ってきました。

青い空と碧い海、そして連日最高気温が10度を超える快晴。(2日目は16度ありました!)

最高なんですけど!という思いの傍ら、しかしここには住めそうにないな、とも思ったり。

違う国、違う場所に行くと、どうも自分が住めるかどうかの観点で物事を考えてしまうらしい。

2年前のギリシャクレタ島と似た文化圏だと思うけど、両者の違いはなんだろう。

いずれにしても、こちらも自分の目で見て肌で感じるという、貴重な経験をすることができました。

数日ぶりに帰ってきたドイツ(自分の街で言えばほぼ10日ぶり)が、なんて静かできれいなところなんだろう!と感じました。

 

さて、長ーいと思っていたクリスマス&年末休暇も既に半分を終えました。

そのように休みの日々が早く過ぎ去るように感じられることは想定内なのですが、

やらねばと決めていた書きかけ論文原稿2報が未だどちらも仕上がっていない。(うち一報は未だ手付かず!)

これ自体も想定の範囲内ではあるのですが、さすがにこのまま休みを終えてしまうのはまずい、と昨日あたりから猛烈に悩みだしたのであります。

これはまさに長期休暇中の中学生、高校生と全く変わらないレベルの計画性の無さである。

さてどうするかというと...今からやる、が正解ですかね。

恩師からは、「クリスマス休暇と言っても、大してやることはないでしょうから」との有難いお言葉をいただきましたので、それを良い意味で裏切られるよう(つまり「やるべきことは山ほどあったけど、それでも論文原稿は書き上げました!」と言えるよう)、せかせかと働きたいと思います。

たまたま先ほどTwitterで見かけた、「世の中がどんどん"働かない"方向に進んでるからこそ"働く"やつが勝つ。」という言葉が、なかなか的確なように感じたので、今はその言葉が私の支えです。

(こんなに長々ブログを書いてないで、さっさと論文を書け!という的確過ぎるご指摘は、どうかご遠慮ください。)

 

2019年の振り返りはまた今度。

 

皆さま良い年末をお過ごしください!